50,000円以上のご注文で、送料無料

2022/01/14 11:34

かばんばかでは、様々な素材を取り揃えております。

中でも革は、兵庫県のタンナーでなめしていただいた国産の牛革を使用しております。
牛、馬、ヤギ、カンガルー、ウミヘビ、パイソンなどがあり、在庫のない革でもお取り寄せしてお作りが可能です。


今回は、ご購入後お客様に長くお使いいただきたく、革製品のお取り扱いについてご紹介させていただきます。

《 保管方法 》

1、ブラシや乾いた柔らかい布などでゴミや汚れを取ります。
汚れが残っていると保管している間にカビの原因となります。
革を傷つけないよう優しくふき取り、汚れを落とします。
オイルメンテナンスを施しておくことがよく言われいますが、革の種類などによってはオイルメンテナンスをしないほうがいい場合もあります。またオイルやクリームを塗ることで粉吹きや変色もありますので、オイルメンテナンスはご購入いただきました革の種類とオイル、クリームの相性等ご確認の上、行っていただくのをおすすめしております。

2、紙や柔らかい布などを中に詰めて形を整え、布袋などの通気性のよい袋にいれます。
型崩れの防止、湿気の対策に、新聞紙などの紙や柔らかい布を丸めて、鞄の形を整えていれます。
新聞紙の色移りが心配な場合は、新聞紙を布などで包んでいれてください。

3、湿気が少なく風通しの良い、直射日光の当たらない場所に保管ください。
革は高温多湿に弱いため、湿気が少なく風通しの良い、直射日光の当たらない場所に保管ください。
カビの繁殖、日焼けによる変色などから革製品を守ります。

《 もし水に塗れてしまったら 》

雨などで水に濡れてしまったら、革に染み込んでしまう前に拭き取ります。
革を傷をつけないよう柔らかい布などで優しく叩くように水気を取ってください。
濡れたままで放置してしまうと、シミが残る可能性があります。
ただし、革は高温によって変形したりする可能性がありますので、ドライヤーなどの熱風では乾かさないでください。
水気がとれたら、風が通る直射日光を避けた日の当たらない場所で干し、よく乾燥させましょう。

《 色落ち、色移りについて 》

ほとんどの革には染色を施しています。
そのため、濡れた状態で服などと擦れると色落ちし、服などに色移りしてしまう場合があります。
乾いた状態でも、強い摩擦で色落ち、色移りの可能性もありますので注意が必要です。
特に夏には、汗をかき濡れてしまうことがあります。
かばんばかでは、色落ち、色移りがご心配なお客様のために、背中につく鞄の背面やショルダー部分を革ではなく
通気性もよく色移りを防ぐことのできるナイロン素材でお作りすることをおすすめしております。
オーダーメイドご注文の際は、ぜひお申しつけくださいませ。


いろいろご紹介させていただきましたが、革製品を長くお使いいただくには、なによりもまめに使っていただくことが一番です。
日常使いすることで、どうしても濡れてしまったり、日焼けしてしまったりはしますが、それが革を育て経年変化させます。
経年変化の仕方によって、革は色味が変わったり、ツヤが出たりし、世界で一つだけの革製品になります。
ぜひたくさん使って、革の経年変化をお楽しみください。

かばんばか 川本